チョウやトンボの標本をつくろう
開催日:令和7年9月27日(土曜日)13時 30分~16 時 30 分
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども14名 大人11名
博物館や資料館に保管されている自然史標本は、「その生き物が確かにそこに存在した」という証拠であり、いつ・どこで・誰によって確認されたのかを示す大切な記録です。今回は、資料館の周りでチョウやトンボを採集し、自分の手で標本をつくるイベントを実施しました。
採集では、花にとまるタテハチョウやアゲハチョウの仲間、枝先で休むアカトンボなどを狙い、慎重に近づいて、捕虫網で素早く捕らえるのが基本です。採集に慣れていない参加者も多かったようで、最初はチョウやトンボに逃げられる場面も目立ちましたが、走って追いかけたり、じっと待ち構えたりと工夫を重ね、ついに採集できた時には「やったー!」と大きな歓声が上がっていました。
標本作りでは、チョウは展翅板とテープを使って翅を広げ、トンボは発泡スチロールの上に寝かせて形を整えました。多くの参加者は、昆虫針の頭で翅脈をひっかけてチョウの翅を広げる作業や、トンボのお腹に芯(エノコログサの茎)を通す細かな作業に苦労しながらも、何とか標本を仕上げていました。
今回の体験をきっかけに、家庭でも昆虫採集と標本作りに挑戦してほしいと思います。



