地層の観察
開催日:令和2年10月3日(土) 13時30分~15時30分
開催場所:犀川の川原(金沢市)
参加者:子ども2名 大人2名
金沢市大桑町を流れる犀川の川原沿いに露出する地層の観察を実施しました。まず、大桑貝殻橋より上流の右岸で、異なる地層の境界や、岩相の違いを観察しました。その後、地層の変形や無脊椎動物の生痕化石などについて説明しました。
次に、大桑貝殻橋より下流の河床で、大桑層の中に残された二枚貝や巻貝の化石を観察しました。化石の保存状態から様々な情報を読み取ることで、当時の堆積環境を知る手掛かりとなることを伝えました。
最後に、山側環状道路の橋から約100メートル下流の左岸にある、大桑層に残る足跡化石を観察しました。ゾウやシカなどの足跡を確認することができました。
参加者は地層や化石について様々なことを学んだり、写真の撮り方も習得したりするなどして、楽しい時間を過ごせたようです。コロナ禍のせいで、一度は中止となった催事でしたが、何とか実施できて良かったです。
当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。
石川県立自然史資料館ホームページ: https://www.n-muse-ishikawa.or.jp/