自然学校の知らない世界6月~出汁の世界~

開催日:平成28年6月5日(日)9:30~12:00
開催場所:夕日寺健民自然園 体験工房
参加人数:大人7名 高校生1名 ゲスト及びスタッフ3名
プログラム情報:「自然学校の知らない世界」いしかわ自然学校HP

sekai20160605-01.jpg
初夏の木洩れ日が降り注ぐ夕日寺健民自然園\(^o^)/

sekai20160605-02.jpg
調理師になる夢を持っている高校生の男の子が参加してくれました。
しかもある場所で活躍する調理師だそうで・・・。
わたしたち大人は若者のいい刺激を受けました。

ところで、みなさんは【出汁】って聞くと何を想像しますか?

sekai20160605-03.jpg
本日のゲスト、食工房三会の店主、浅野三恵子さんをご紹介。

「1万円のスカートは惜しくても、1万円のランチは惜しくない」と豪語するほど
食べることが大好きだったそう。

そんな彼女がレストランをオープンしようと考えたときに、イタリアンにしようか和食にしようか悩んだそうです。
ちょうどその頃、白山の山頂で高山でのみ咲くクロユリの花をじーっと観察して、いろいろ思いが巡り・・・
「日本人に合った出汁を使った家庭料理の道に進もう!」と決められたそうです。

三会という名前には、一度会うと「知り合い」に、二度会うと「友達」に、
三度会うと「家族」に、との思いが込められています。

sekai20160605-04.jpg
ではでは「三会」で提供している、こだわりの出汁を味見させていただきました。

昆布出汁、そしてかつおぶしを通した一番出汁の味の違いに一同「おぉ~!!」と感動。

sekai20160605-05.jpg
そして、野菜からもいい出汁がとれるんですって!
アスパラガスの皮を剥き・・・

sekai20160605-06.jpg
その皮と昆布の出汁に、さらに一同「おおぉお!!」と感動。

sekai20160605-10.jpg
出汁をとった後のかつおぶしはぱらぱらタイプのふりかけに。
「これは白いご飯にあうだろうなぁ」と思っていたら、お土産でいただきました。
参加者で山分けです 笑

sekai20160605-09.jpg
出汁のレシピや、ちょっとしたコツ・気を付けることを、三恵さんから根掘り葉掘り聞きだしました。

参加者の方からもいろんな話が飛び交い、食に対する意識の高さを伺わせました。
今一度、自分の体に入る食品を見直すきっかけになったようです。
とは言っても忙しい社会。
自分に合った、出来ることから始めましょう。

さて、事務局のぐっちゃんが【出汁】から想像することは【旨味】です。
旨味とはアミノ酸のことですが、この旨味を自然体験活動ととらえ、
より豊かな人生に導いてくれる調味料となってくれることを信じています。

旨味を求めてる方、お待ちしています♪

と、ここで活動は終了したのですが、お茶事のお弁当に入れる食材に
・走りのもの
・旬のもの
・名残のもの
が使われているって知っていましたか?

この時期の名残の食材の一つが夕日寺の裏山に生えてる~ってことで取りに行きました。

sekai20160605-12.jpg
それは淡竹(はちく)。
伸びきったのもたくさんあったけど、食べられそうなものも結構ありました。
淡竹はアクも少ないので、生でも食べられます。
早速今晩の夕食になった参加者の方もいらっしゃったようですよ。

sekai20160605-13.jpg

次回は7月3日(日)夕日寺を飛び出して、海で活動いたします。
波乗りの世界」を体験します(^^♪