空気って重いの?軽いの?

開催日:令和7年8月9日(土曜日)13時 30分~15 00

開催場所:石川県立自然史資料館

参加者:子ども15名 大人12名

講座では、アルミ缶に水を入れ、ガスコンロで加熱した後、水槽で急冷させて大気圧によってアルミ缶が瞬時につぶれる様子を観察することと、同様の原理で大きなドラム缶でも大気圧によってつぶれる様子を観察した。

まず、空気に対する感覚を尋ねた後、実際にはおよそ1kg/cm2の圧力が生じていることを説明した後、蓋に小さな穴をあけたアルミ缶に少量の水を入れガスコンロで加熱し、沸騰したところで、爪楊枝で穴をふさぎつつ水槽で冷却させた。瞬時に音を立ててアルミ缶がつぶれる様子を観察させ、参加者はその変化に驚いていた様子であった。

その後、中庭でドラム缶を用意し参加者を上に載せてその硬さを実感させた後、少量の水を入れてガスコンロで加熱し、沸騰させた後蓋をしてホースで水をかけて冷却した。一度目はうまくいかず、もう一度加熱し冷却したところ、2分ほどでドラム缶が大きな音を立ててつぶれ、参加者は驚いていた様子だった。加熱をしている最中や、水をかけている時間が少し長かったので、やや間延びしたかと感じている。

ダイナミックな実験なので参加者はおおむね満足した様子であった。この体験を生かして自然の不思議に興味を持ってくれたらうれしく感じる。

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