光に集まる昆虫採集会(第二回)

開催日:令和7年8月2日(土曜日)19時 30分~21 00

開催場所:湯涌創作の森(金沢市)

参加者:子ども13名 大人12名

「飛んで火に入る夏の虫」という言葉があるように、昆虫が光に集まる現象は古くから知られています。このイベントでは、ライトトラップを行い、水銀灯やHIDライトの光に集まる様々な昆虫を観察、採集しました。

最初に、昆虫が光に集まる理由について、3つの仮説(コンパス説、錯視説、オープンスペース説)を紹介しました。また、昆虫には約30個のグループ(目)があり、それぞれの姿形や特徴について解説しました。ライトトラップが始まると、最初にコガネムシ類(甲虫目)やガ類(鱗翅目)、バッタ類(直翅目)、羽アリ(膜翅目)などが集まりました。その後、カメムシ類やセミ類(半翅目)、トビケラ類(毛翅目)、カワゲラ目(襀翅目)、カゲロウ類(蜉蝣目)、ツノトンボ類やカマキリモドキ類(脈翅目)も飛来し、ノコギリクワガタやコクワガタなどの甲虫もやって来ました。また、この日は、多数のヘビトンボ(広翅目)が飛来し、鋭い大アゴや大きな翅を持つ独特の姿に、参加者は興味津々の様子でした。

今回のイベントは、普段あまり目にすることがない昆虫と出会い、昆虫の種類の多さについて改めて知る良い機会になったのではないかと思います。ライトトラップでなくとも、道路に設置されている街灯を自分たちでめぐることで、光に集まる昆虫を採集することができます。参加者の皆さんには、色々な所で虫採りをして、残りの夏休みを楽しんで欲しいと思います。

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