路傍の植物300に挑む―身近な植物の名前を知ろう①標本採集―
開催日:令和7年5月25日(日曜日)13時 30分~16 時 00 分
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども10名 大人21名
将来、植物に詳しい植物マスターへの道を目指すための講座です。身近な植物300種を知ると、植物の見分けがおおかたできるようになるといいます。この講座では、身近な植物の観察・採集・押し葉標本の作り方の方法を学んでいくために実施しました。
残念ながら、この日は雨天のため、植物を採集しに行くことができませんでした。講師が午前中に採集してきた植物を実習材料にすることになりました。押し葉標本の作製方法の説明を受け、植物を新聞紙にはさんで、標本づくりを体験しました。押し葉にする前に、しっかり観察することが重要です。標本になってしまうと、生きた植物の状態、特に花などの立体的な状態の情報が得にくくなるからです。会場に用意された図鑑も見ながら、選んだ植物について何が特徴なのかを確認します。
講師が採集した植物の種類は主だったものだけ挙げても20種類以上ありました。ほんの狭い範囲だけでも、すぐにたくさんの種類が見つかります。今回は、野外で植物を探す実習ができませんでしたが、雨の中出かけてカントウマムシグサなど面白い形の植物を探してきた参加者がいらっしゃいました。これから参加者の皆さんが植物マスターの修行を始めてくれることを期待しています。