ライトトラップで昆虫を採集しよう in 雑木林

開催日:令和5年7月17日(月曜日)19 30 分~21 00

開催場所:石川県立自然史資料館

参加者:子ども11名 大人9名

「飛んで火にいる夏の虫」と言われるように、多くの昆虫には光に集まる性質(走光性)があります。今回は、雑木林でライトトラップを行い、夜活動する様々な昆虫を観察・採集しました。8日に実施する予定でしたが、大雨で中止になったため、代わりに17日に実施しました。幸いにも天候に恵まれて気温も上がり、月齢もほぼ新月とライトトラップには最適な条件でした。

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はじめに、光に集まる昆虫の種類について解説し、「コンパス説」「マッハバンド説」「オープンスペース説」などを取り上げて「昆虫はなぜ光に集まるのか?」について説明しました。ライトトラップの光源には水銀灯(紫外線の光を含む)を用い、日が暮れてから明かりをつけ、光を白布に当てて昆虫が飛んでくるのを待ちました。最初は近くにいたバッタやコガネムシが集まり、それから大型のガが飛来し始め、ヘビトンボやツノトンボ、セミやカメムシ、カミキリムシやクワガタなどの甲虫が観察されました。一番盛り上がったのは、大きなミヤマクワガタのオスが飛んできた時で、参加者から大きな歓声が上がっていました。

写真2_自然史資料館_ライトトラップで昆虫を採集しようin雑木林.jpg写真3_自然史資料館_ライトトラップで昆虫を採集しようin雑木林.jpg

夏の本番はこれからですので、今回のイベントをきっかけに色々な昆虫の採集にチャレンジし、夏休みを楽しんでほしいと思います。