DNAかんたん実験!

開催日:令和4年8月21日(日)13時30分~15時30分

開催場所:石川県立自然史資料館

参加者:子ども8名 大人7名

 

 皆さんはDNAについてどれくらい知っていますか?今回は、簡単なキットを使って、身の回りの生き物からDNAを実際に抽出する実験を行いました。

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 用いた試料は、ブロッコリー、昆虫(シタベニハゴロモ)の脚、アブラゼミの抜け殻です。それぞれの試料を、つぶしたり刻んだりして粉砕した後、細胞溶解液が入ったミニ試験管に入れます。10分ほど経ったら、試験管の中の上澄み液をスポイトで吸い取り、エタノールが入った瓶に数滴たらします。DNAが十分にとれていれば、しばらくすると白い糸くずのようなものが見えるようになります。実験の結果、ブロッコリーと昆虫の脚からはDNAが観察されましたが、セミの抜け殻からはDNAが観察されませんでした。DNAは細胞の中(核やミトコンドリア、葉緑体など)にあります。植物や昆虫の脚には生きた細胞が含まれていますが、脱ぎすてられた古い表皮である抜け殻には生きた細胞はなく、DNAはほとんど含まれていません。参加者は、DNAを初めて自分の目で観察することができて感動しているようでした。

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 DNAに関する知識は、自然科学の研究や医療などで役立ちます。今回の体験がDNAに興味を持つ良い機会となり、将来、研究者や医療関係者を目指す子どもたちが増えることを期待します。

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当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館

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