カブトムシ博士になろう −幼虫を上手に育てるには?−

開催日:令和3年10月17日(日) 13時30分~15時00分 
開催場所:資料館・コミュニケーションホール
参加者:子ども11名 大人7名

 

 誰しも一度はお家でカブトムシの成虫や幼虫を飼ったことがあるのではないでしょうか?このイベントでは、幼虫の適切な飼育法を身につけるとともに、最新研究で明らかになったカブトムシの興味深い生態や意外な秘密について学びました。

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 はじめに、バケツに入っている幼虫を探し出して取り出し、その体をルーペで観察しました。参加者は、頭・胸・腹などの構造や6本の脚、大アゴや細かな体毛、気門などの普段じっくりと見ることのない幼虫の体の細部に興味津々の様子でした。次に、腐葉土に水を加えて適度に湿らせ、持参した飼育容器に入れました。幼虫を長期間飼育する上で、腐葉土の水分を適切に維持することはとても重要です。準備ができた腐葉土の上に幼虫をおくと、すぐに潜っていきました。イベントが終わると、参加者は自分でセットアップした飼育容器を持って、嬉しそうに帰っていきました。

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 自宅でも、腐葉土の表面が乾かないよう小まめに水やりをしたり、フンがたまってきたら腐葉土を取り替えたりするなど、しっかりと世話をすることが大切です。来年の夏、大事に育てた幼虫が無事に成虫となって羽化してくることを願っています。

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当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館ホームページ: https://www.n-muse-ishikawa.or.jp/