花の色の秘密をしらべよう
開催日:平成30年8月4日(土) 10時00分~12時00分
開催場所:石川県立自然史資料館および周辺
参加者:子ども17名 大人11名
花や葉、実など植物の色はどんな色素が含まれているかによって決まります。色素はものの色を決める物質のことです。
今回調べたアサガオの色はアントシアニンという色素によるものです。紫キャベツからできる紫色の色水の色も同じアントシアニンという色素によります。アントシアニンは酸やアルカリによって、色が変化する性質を持っているので、酢や石けん水で色が変わることを実験しました。アサガオの花に酢を垂らすと赤くなり、同じように紫キャベツの色水も赤くなることなどを実験で確かめました。
マリーゴールドを使った実験も行いました。マリーゴールドの花色はカロテノイドという色素によるものです。水を加えても、きれいな色水はできませんでしたが、マニキュアの除光液を入れると、濃い黄色の色水ができました。カロテノイドは水に溶けず、油に溶ける性質を持っているからです。
参加者は、花の色素について学ぶことで、科学の実験の楽しさを知ることができたようです。
当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。
石川県立自然史資料館ホームページ: http://www.n-muse-ishikawa.or.jp/