資料館探検ツアー

開催日:平成30年5月26日(土) 13時30分~15時30分 
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども4名 大人6名  

 普段は入ることのできない資料館の収蔵庫の中へ行き、保管されている標本を見学してもらい、各担当学芸員が仕事の内容について解説をしました。植物収蔵庫では、保存のための様々な行程を経て台紙に貼られた、植物標本が、棚にきれいに分類・整理されて保管されているところや、植物の特徴を捉えて描かれた「植物図」を見てもらいました。動物収蔵庫では、哺乳類や爬虫類、鳥、昆虫が、はく製、骨格、乾燥など、それぞれに合った保存の仕方で標本にして保管してあり、標本の作り方等の解説や、研究に使う遺伝子解析機器についての説明をしました。地学収蔵庫では、多くの化石が産地や採集者別に保管していますが、金沢市大桑層から発掘した、クジラの大きな化石を見てもらいながら、発掘がどのように行われたかを話し、その後、機械を使って、母石から化石を取り出す作業を体験してもらいました。また、鉱物についても知ってもらうために、部屋を暗くして、ブラックライトで照らすと光るきれいな鉱物なども見てもらいました。 学芸員の仕事は、標本の収集・整理・管理や研究・展示等があって、多くの時間と労力がかかることの一端を参加者に知っていただけたと思います。

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当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館ホームページ: http://www.n-muse-ishikawa.or.jp/