地層の観察

開催日:平成30年5月6日(日) 14時00分~16時00分 
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども8名 大人9名 

 金沢市大桑町を流れる犀川河床に露出する地層の観察を実施しました。まず、大桑貝殻橋より上流の河床で犀川層を観察しました。岩相を確認した後、同層の中に残された植物の化石などを発見していただき、写真の撮り方も教えました。

 次に、大桑貝殻橋より下流の河床で、大桑層の岩相を観察し、犀川層の岩相との違いを説明しました。また、地層の広がり方(走向と傾斜)を教えてから、同層の中に残された生痕化石や二枚貝や巻貝の化石を観察しました。化石の保存の状況から様々な情報を読み取ることで、当時の堆積環境を知る手掛かりとなることを伝えました。

 最後に、山側環状道路の橋から百メートル下流の左岸に残る、ゾウやシカの足跡化石を観察しました。地層がはがされた結果、昨年にはなかった新しい足跡化石が露出していました。

 参加者は地層や化石について様々なことを学んだり、それらの写真を撮ったりして、楽しい時間を過ごせたようです。

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当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館ホームページ: http://www.n-muse-ishikawa.or.jp/