里山の動物 足跡探検

開催日:平成30年2月10日(土) 10時00分~12時00分 
開催場所:金沢市野田山周辺
参加者:子ども1名 大人2名IMNH-2017-23-1.jpgIMNH-2017-23-2.jpgIMNH-2017-23-3.jpg

 雪が降り積もる寒い冬でも、動物たちの多くは活動しています。雪の上にはそんな動物たちが歩き回った確かな証拠(足跡)が残されているのです。金沢市の野田山周辺を散策しながら、雪上に残された野生動物の足跡を観察しました。数日前の大雪で、かなりの積雪がありましたが、当日は天候が回復し、観察会を実施することができました。
 その結果、ウサギ・タヌキ・キツネ・イノシシ・テン・カモシカなど、様々な野生動物の足跡を観察することができました。足跡は動物の種類によって異なり、その形やつき方にはその種の行動や生態が反映されています。例えば、ウサギは前足を先についてから、後足で跳ねて進むので、縦に並んだ二つの丸い跡と横に並んだ二つの細長い跡がつきます。また、足跡の近くに、丸い糞や赤い尿の痕跡があるのも特徴です。参加者は、身近な場所にも多くの哺乳類が生息しており、冬であっても活動していることに驚いていました。
 また、積雪量が多かったこともあり、「かんじき」も体験してもらいました。白山式と立山式のかんじきがあり、これを履くことで深い雪の上でも沈まずに歩くことができます。参加者は、初めてのかんじき体験で、楽しそうに雪の上を歩いていました。