葉脈標本&クリスマスカードをつくろう

開催日:平成28年12月3日(土) 10時00分~12時00分
開催場所:石川県立自然史資料館館内
参加者:子ども16名

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 葉から葉脈を取り出し、葉脈標本を作製する講座を実施しました。材料には、イチョウとヒイラギの葉を用いました。ヒイラギの葉脈標本は、講座後半のクリスマスカード作製に使用しました。葉脈標本作製では、事前にアルカリ性水溶液で柔らかく煮た葉の葉肉を歯ブラシでたたいて落とし、葉脈だけを残しました。葉脈標本ができる仕組みやアルカリ溶液とはどんな性質かなどについても学びました。イチョウは葉脈標本にすると、まるでミイラの髪のようになりました。葉脈は二又に分かれていて、原始的な形質だということを参加者は学び、感心しました。ヒイラギの葉脈は網状に細かく走っています。外側の葉脈がしっかりしているので、きれいな葉の形の葉脈標本になりました。クリスマスカード作りでは、ヒイラギの葉脈標本と県木のアテ(ヒノキアスナロ)やキヅタ、黄色い菊の花などの押し葉を用いました。思い思いに工夫を凝らしたオリジナルカードが完成しました。