自然学校の知らない世界12月~彫金の世界~

開催日:平成28年12月4日(日)9:30~12:00
開催場所:夕日寺健民自然園
参加人数:大人10名 ゲストスピーカー1名 スタッフ2名 合計13名
プログラム情報:「自然学校の知らない世界」いしかわ自然学校HP

金工作家の前田真知子さんをゲストにお迎えした12月の彫金の世界。
お天気にも恵まれ、和やかな雰囲気で始まりました。

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「自然物を使った名刺交換」
初めましての方もいらっしゃる中、自己紹介を兼ねて名刺交換をしました。
使う名刺は自然物。自分を表す自然物を探しにふるさと館裏山に入ります。

寒さを感じるこの時期でも、身体を動かすとポカポカと温かくなります。

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お花や蔓、葉っぱなどを名刺代わりに自己紹介タイム。

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皆さんい~い笑顔です。
名刺を交換が終わったら夕日寺健民自然園ふるさと館の室内に移動します。

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ゲストの前田真知子さんは彫金の中でも象嵌を専門にしています。
加賀象嵌は伝統工芸のひとつで、継承者がおらず存続が危ぶまれていました。
が、前田さん始め若手の作家さんがその技を引き継いでいらっしゃいます。

彼女が語っていた、人から人へと引き継ぐことの大切さ。
象嵌がこうやって継承されていることを知って嬉しい気持ちになりました。

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象嵌の工程がわかる置物。

前田さんの熱い思いがつまった彫金の話しを聞いて、なんとなく彫金というものがわかってから、
自然物を使ったクラフトのワークショップを始めました。

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鍛金体験です。
直径5㎜ほどの真鍮の筒をたたいて、模様付の作業をします。
ふるさと館の土間に「カーン」「キーン」という音色が響き渡っています。
金槌の心地よい振動を感じながら作業に没頭です。

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最初はつるつるだった真鍮が、深い味わいのある表情になりました。

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枝や蔓などと組み合わせて自然物と金工との融合作品の1例です。

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普段ふれることの少なかった彫金の世界に参加して
「おもしろい」
「すごッ」
「伝統工芸は奥が深い」
「思い通りにならない」
「手仕事最高」
など、みなさん思い思いの体験をしていただきました。

前田さんは、何が何でも象嵌がしたい!って象嵌一本で進んできたのではなく
人生の岐路に立ったとき、自分で考え、選んで、人との繋がりを大切にしてきた結果
出来た今の彼女の道。

これからも応援したくなる彼女の人柄にほんわかした冬のひとときでした。