森のそめものやさん 北アメリカから来た植物で染めてみよう♪
平成28年11月5日(土)9:30~14:30 夕日寺健民自然園 体験工房
参加人数 大人7名 子ども(2歳~中学生)12名 スタッフ4名 合計23名
少し風は冷たかったですが快晴の空の下、たくさんの方にお集まりいただきました。
今回はボーイスカウトの小6~中学生の子が活動の1つとして申し込んでくださったので、
開始前に里山保全として草刈りをしてもらいました。
体験工房から少し上った草原でスタート。
はじめに「じゃんけん落ち葉集め」をしました。
ごあいさつしてからじゃんけん、勝った人は落ち葉をひろえます。
負けたら残念!また別の人とじゃんけんします。
勝った人はさっきとは違う種類の葉っぱをひろうゲームです。
集めた葉っぱを見せ合いっこ。何枚ひろえた?
同じように見えるけれどちょっと違う?
この里山にはたくさんの木や草があることがわかります。
そこで『ざっそう』という絵本をボーイスカウトの子に読んでもらいました(朝にお願いしました!)
いわゆる雑草と呼ばれる草の中には外来植物(外国からやってきた植物)があります。
日本で昔からなじみのある植物の中にも、外来植物(帰化植物)があるので
それをクイズにしました。
今日の色の素(もと)メリケンカルカヤも北アメリカからはるばるやってきた植物。
ここ夕日寺では5年前に見られて、あっというまに広がったそうです。
「ほら、ここにもあるよ」とみんなで力を合わせて草刈りをしました。
さて、いちばんワクワクする模様つくりの時間です。
ここにある材料を工夫して、どんな形になるか想像しながら・・・
煮汁につけたら、きれいに染まるように交代で時々混ぜます。
色止めをして、もう1度煮込んだら・・・濃い色に染まりました!
しばったものをほどいたら、いよいよ模様が現れます。
世界に1つだけのマイ手ぬぐいの完成です!
今回はおうちにある布製品のリサイクル染めにもチャレンジ。
すてきなTシャツになりましたね。
里山の風で乾かしている間に、外来植物の勉強をしました。
草刈りの時に「これは外国から来たのではないかな?」と思うものを
集めてもらったので、それを判定します。
夕日寺健民自然園職員で、樹木医でもある松枝さんに教わりました。
現在は外国の飼料に種が入っていて、それから広がっていくことが多いそうです。
青い空に黄色や緑茶?の色や模様が映えます!
思った模様が出せた方、もっとこうしたかったな~と言っていた子も
自分だけの作品をうれしそうに見せてくれました。
今日もたくさんの「森のそめものやさん」が誕生しました。
雑草と呼ばれてしまったり、日本の里山を守るために刈られてしまう外来植物たち。
一生懸命生きて大きく育つパワーから「素敵な色と時間」をいただくことができました。 (文:せんちゃん)