森のそめものやさん 北アメリカから来た植物でそめてみよう♪
実施日:平成28年6月19日(日) 9:30~14:30
実施場所:夕日寺健民自然園 体験工房とその周辺
参加者:小学生以上の子ども9名 大人6名 スタッフ4名
真夏日予報が出ていましたが木々を抜ける風が心地良い1日、『森のそめものやさん』開店しました。
森でごあいさつ。ジャンケンゲームで体を動かした後、『外来植物』クイズをしました。
朝顔や水仙、梅など身近で日本のイメージだった植物が外国からやってきたと知って、
驚かれた参加者の方も。
今日の色の素「メリケンカルカヤ」も北アメリカから来たパワフルな草。
絵本『ざっそう』から、人間と雑草のかかわりを知りました。
たくさん増えすぎた草を刈って、色をいただきます。
みんなで刈ると15分ほどでバケツ一杯に。これを鍋に入れて煮出します。
今日のそめものやさんの手順を確認したら、いよいよお楽しみの時間。
材料を工夫して、手ぬぐいにオリジナルの模様をつけました。
手ぬぐいを煮込んでいる間に、お持ちいただいた「染め直したいもの」にも模様を。
2種類の媒染剤を使って、好きな色、好きな濃さに仕上げます(*^_^*)
さて、思った模様になったかな??
里山の風で乾かしている間に、夕日寺健民自然園職員で樹木医もなさっている松枝さんから
外来植物のおはなしを聞きました。
メリケンカルカヤは5年前に初めて見られてから、あっというまに広がったそうです。
人間が動くとともに広がっていく外来植物。日本産の葛も外国で繁茂し、問題になっているそうです。
ただ悪者にしてしまうのではなく、一生懸命日本で生き抜こうとしている植物たち。
今回はそのパワフルな色をもらってMy手ぬぐいを染めました。
手ぬぐいを身近に使うことで、日本の里山や環境のことを時々考える機会にしていただきたいな
と思っています。
記:せんちゃん