田んぼの生きもの探し

実施日時:平成28年3月20日(日)1000分~12時00
実施場所:羽咋市ちびっ子自然センター
参加者 :大人5名 小人6名 スタッフ4名
プログラム情報:「田んぼの生きもの探し」いしかわ自然学校HP

8時:気温が低かったため、田んぼの農道で暖を取るためのマキストーブを準備し、火を入れた。

9時:羽咋市ちびっ子自然センターで、受付開始

9時15分:プロジェクターを利用した、カエルのお話し「999匹きょうだいのお引越」を実践し、参加への導入とした。

9時35分:羽咋市ちびっ子自然センター前で開校式と挨拶、スケジュール説明後、目的地へ向け出発。徒歩約20分地点にある借りた耕作放棄田に到着し、農道に並べた机と椅子前で、けがをした場合などの注意事項を説明した。   

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出発前に、集合写真

10時10分:貴重品を置いて、各自タモアミとバケツを持って田んぼの生きもの探しを実施した。捕獲した生きものを透明ケースに移し、講師から生き物の種類や名前を教えてもらった。参加者が捕獲し、各自が気に入った生きものを記憶にとどめるため、スケッチを画用紙に下書きした。

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生きもの探しをする参加者

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観察した生きものの下書きをする参加者

12時:昼食をとるには気温が上がらなかったため、羽咋市ちびっ子自然センターに戻り、バーベキュー施設に火を起こして、準備した豚汁を提供し昼食を
とった。

13時30分:参加者が田んぼから戻る途中に摘んできたヨモギを活用したワークショップ「ヨモギダンゴ作り」を実践し、季節を感じる活動とした。

14時:今年は、田んぼでホクリクサンショウウオが確認できなかったため、施設内にある同種増殖池において、生態や生息環境について学んだ。

14時20分:羽咋市ちびっ子自然センター1階の学習室で講師の石原一彦氏より、本日の観察結果について解説があり、水の流れのある場所と無い場所の違いで、生きものの種類の違いや、農薬などに田んぼが汚染されてないため、24種類の生きものが観察できたと講師から解説があり、参加者からは、タガメの存在などについて質問があった。

15時20分:午前中の移動時に、眉丈山頂上から見えた日本海や、田んぼ、住宅、工場などを大判用紙に描きながら、上流に生きる生き物や、下流や海へ流れ出る汚染水、海水中の生きものについて解説し、悪化していく環境について解説した。トキを含む野生生物と人間に安全な環境を取り戻す活動について理解を求めた。最後に、準備したアンケート用紙に体験した感想を記入して、ふりかえりとした。

15時40分:参加者が下書きした生きもののスケッチに、クレヨンで色を付けた。

16時10分:終了

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羽咋市ちびっ子自然センター1階の学習室で、
講師の解説、トキ生息環境の話を聞く参加者