森のそめものやさん 古(いにしえ)の草木染めにチャレンジ
実施日:2015年11月28日(土)
実施場所:夕日寺健民自然園 体験工房
参加者:大人11名 子ども18名 スタッフ5名
プログラム情報:「森のそめものやさん いにしえの草木染めにチャレンジ」いしかわ自然学校HP
前日はあられ降る荒天でしたが当日は何とか天候も回復、たくさんの方にお越しいただきました。
今年は夕日寺ではどんぐり不作の年。雨の心配もあったので、体験工房まわりでクリスマス飾りに使う葉っぱや木の実をさがすことにしました。バケツを持って出発!
思い思いに採集していただき、体験工房へ帰って仕分けしました。
スタッフが染め物用に集めたどんぐり、参加者の方がお持ちになったどんぐりは
色が出やすいように子どもたちに石で割ってもらいました。
昔の人は大変!どの石がいちばん割りやすかったかな?
どんぐりを煮出して染め液を作っている間に、大人の方はストールに模様を作ります。
子どもたちはお待ちかねのクリスマス工作タイム
縛った布を煮込んでいる間にお昼ごはん。
食べられるどんぐり(シイの実)を味わっていただきました。
午後からは煮込んだ布を媒染します。
媒染とは色素を繊維に定着させたり、発色させたりする工程。
みょうばんで茶色にするか、鉄で黒っぽい色にするかを選び、色の変化を楽しんでいただきました。
染め物は待ち時間がとにかく多いので、クリスマス工作の続き。
みなさんアイデアが湧き出てどんどん作品が生まれていきます。
大人の方もハマる工作タイム。
たっぷり時間はあったのですが、『あるものを工夫して作るの楽しい』『まだまだ作っていたい!』とのお声も。
媒染液から再度、染め液に戻してしっかり水洗いして完成!
古(いにしえ)の『つるばみいろ』のストールがきれいに染め上がりました!
ふりかえりの時間では、今日の森の恵み(どんぐり1粒のありがたみ)を感じていただけるような絵本で締めくくり。
今日もたくさんのそめもの作家さん&クラフト作家さんが誕生しました。
「今度はあんな感じにしたい!」「つぎは?」とのうれしいお声をいただき、スタッフ一同またお目にかかれる日を楽しみにしております。
次回は2016年6月19日(日)里山保全で刈り取った外来植物から色をいただこうと企画中。