昆虫標本作成講座 -チョウ・トンボ編-(2)

開催日:平成27年8月8日(土) 10時00分~15時00分                   開催場所:石川県立自然史資料館館内および銚子町周辺                   参加者:子ども16名

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 自然史資料館と近くの神社や田園で、身近な昆虫であるチョウやトンボなどを採集し、標本作りを行いました。天候に恵まれ、絶好の昆虫採集日和でしたが、気温も高かったため、熱中症にならないよう注意しながら、採集を行いました。オオシオカラトンボやショウジョウトンボ、アブラゼミやクルマバッタモドキ、コハンミョウなどが採集されましたが、チョウは飛んでいる数が少なく、一部の参加者しか採集できませんでした。チョウが採れなかった参加者には、事前に採集して冷凍しておいたチョウを使ってもらい、標本作りを行いました。標本作りでは、チョウの翅の脈を昆虫針の頭で引っかけて翅をきれいに揃えたり、トンボのお腹を安定させるための芯通し(エノコログサの茎)をしたり、バッタの腸を出してティッシュを詰めたりすることなどがポイントでしたが、講師の説明や見本を参考に、参加者の多くはこれらの作業を器用にこなしていました。今回の講座で、昆虫の種類や多様性だけでなく、標本を作ることの意義や標本の役割なども学ぶことができたのではないかと思います。