植物の色の秘密をしらべよう

開催日:平成27年7月20日(月・祝) 10時00分~12時00分
開催場所:石川県立自然史資料館館内
参加者:子ども17名

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 紫キャベツを刻み、水を加えて絞るときれいな赤紫色の色水ができます。色水に酢や石けん水、重曹を入れた水を入れると色が変化しました。紫キャベツの赤紫色はアントシアニンという色素によるものです。アントシアニンは酸やアルカリによって、色が変化する性質を持っているので、酸性の酢やアルカリ性の石けん水で色水の色が変わったのです。焼きそばの麺を使った実験も行いました。紫キャベツの色水で焼きそばをゆでると、麺が緑色になりました。焼きそばにはアルカリ性のかんすいが入っているからです。酢をかけると麺は赤色に変わりました。最後に、マリーゴールドを使った実験をしましたマリーゴールドの花の色はカロテノイドという色素によるものです。紫キャベツと違って、水を加えても、きれいな色水はできませんでしたが、マニキュアの除光液を入れると、黄色の色水ができました。カロテノイドは水に溶けず、油に溶ける性質を持っているからです。講座を通して、参加者は植物の色の不思議に驚き、理科の実験に興味を持つことができたようです。