いしかわ自然学校インストラクタースクール 7月12日(日)
実施日:平成27年7月12日(日)
実施場所:近江町交流プラザ 研修室1(金沢市青草町88)
参加者:大人43名 (講師、事務局含む)
いしかわ自然学校インストラクタースクール2回目の講座が始まりました。
前日まで過ごしやすい日が続いていたのに、いきなりの猛暑(>_<)
幸いにも今日は室内での活動です♪
本日は2部構成。
午前はインストラクタースクール受講生が「自然体験における安全管理」を、
午後はいしかわ自然学校インストラクター・実施団体の方たちも合流し「体験
学習における大切な視点」を学びます。
まずは「あなたが思うリスクマネジメントって何?」をテーマにグループごとに
話してもらいました。もちろん、受講生の方たちの経験の差があるので、
リスクマネジメントって何??意味わからないよ~って会話もアリです^^
グループ内で情報交換が出来たところで、『リスクマネジメント』について学んでいきます。
リスクマネジメントは大きく4つに分類でき、それぞれを学びました。
1)リスクの洗い出し
↓
2)リスクの分析
↓
3)リスクの対処や処理
↓
4)リスクを認識し、共有する
3)リスクの対処として、参加者に伝える方法の一例を体感。
講師:「出たぞ出たぞ!」
参加者:「何が出たの?」
「熊!!」 (この写真は手で顔を守っています。)
※いしかわ自然学校では活動中、熊に出会ったことはありません。
実は熊も人間に出会いたいと思っていないようです。
これからも熊に出会うことなく活動できることを祈ります!
口頭で伝えるより、「出たぞ出たぞ」など体を使って伝えることは「危険動物や危険植物に
実際遭遇したとき、子どもたちにとても有効だったよ」とは講師のきーさんの実体験です。
自然体験活動をするということは、リスクと隣り合わせであること。
リスクを認識して安全に活動しましょう☆
いしかわ自然学校は全国的にもめずらしいネットワーク型の自然学校です。
それぞれの自然体験プログラムをいしかわ自然学校と呼ぶからこそ、
一つの事故がいしかわ自然学校全体に大きな影響を与えます。
いしかわ自然学校に関わる団体・指導者と事務局が連絡を密にし、
大きな事故がないよう連携していきましょう!
午後からは県外の講師をお迎えしました。
今年4月に開校した一般社団法人体験学習研究所の代表理事・所長、
南山大学名誉教授である津村俊充(つむらとしみつ)先生です。
津村先生から「体験学習の大切な視点」を学びます。
まずは同心円実習。
2重の円をつくり、2人が向かいあい、テーマごとに2分間ずつ語ってもらいました。
1人が話しているとき、もう一人は聞き役に徹します。
何気ないことのようですが、ここでいろんなことが起こっています。
・話しを聞いている時間の方が短かった。
・自分の話しを相手が聞いてるかどうか気になった。
などなど。
この2分間にわたしたちは「行動」「思考」「感情」の3つの要素を体験していて、
先生からの話を聞いて、思わず「あるある!」とうなずいていました。
その中で指導者に求められる大切な視点を学びました。
次に『問題解決実習 おもしろ村』のグループワーク体験です。
プロッキー1セットと模造紙1枚、課題のカードを各グループに配り・・・
一体何をするのか、よくわからないまま「おもしろ村」に突入です(笑)
制限時間30分。
「スタート!」
進めていくと、3つの課題が見えてきました。
どうやらその答えをグループ内で協力して探し出すようです。
結局10分間延長をし、7つのグループの答えをホワイトボードに書き出します。
全問正解は2つのチームでした。
が、全問正解するのが目的ではなく、グループでの自分の関わり、
他のメンバーとの関わり、このグループワークから何を学んだのかが重要!
・課題の中に循環過程があった。
・雰囲気のよい空気をこわしたくないという暗黙のノーム(規範)があった。
など、みなさんから感想をいただきました。
体験学習の循環過程を通して、指導者・参加者ともに学びあえる
そんな自然体験活動を提供できる指導者となってくれたら嬉しいです。
津村俊充先生の最新情報です!
☆一般社団法人 日本体験学習研究所HPはこちらをご覧ください☆
http://www.jiel.jp/
☆第54回 清里インタープリターズキャンプ(体験学習法)のお知らせ☆
津村先生が講師です。
http://www.keep.or.jp/taiken/leader/interpreters/