大人のための植物観察会 -能登のブナ林を学ぼう-

開催日:平成26年10月4日(土) 10時30分~14時30分                                開催場所:中能登町石動山                                                  参加者:大人9名

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 中能登町の石動山で植物を観察しました。始めに、植生・植物群落の見方について、講師が解説しました。植生調査は、その植物群落の特徴について記述するために、構成種をリストアップして、植被率や高さなど群落の構造を記録することです。植生調査で作成される植生調査票は大切な基礎資料となります。過去に石動山で作成された調査票を参考にしながら、能登のブナ林の特徴について説明しました。             石動山のブナ林は低地型ブナ林と呼ばれるタイプのブナ林で、チャボガヤやユキグニミツバツツジなどが多く生え、白山などのブナ林とは様子が違います。石動山を登りながら、能登の山の植物を観察しました。途中で雨が降ってきたので、予定していた植生調査は行わず、現れる植物についての解説を聞きながら、ゆっくり登山道を歩き、講座を終えました。石動山に初めて来た参加者が多く、能登の植物をじっくり観察する機会となり、観察会は好評でした。