地層の観察
開催日:令和7年5月10日(土曜日)13時 30 分~15 時 30 分
開催場所:金沢市大桑町 犀川河原
参加者:子ども12名 大人9名
金沢市大桑町の犀川河床で、地層を観察する講座を実施しました。まず、大桑貝殻橋から上流の右岸で、不整合で接する地層の岩相や含まれる化石の違いを確認しました。また、同橋の真下で、無脊椎動物の生痕化石(巣穴の化石)を観察しました。
次に、同橋より下流の左岸で、大桑層(170~80万年前ごろに形成された、主として海成層)を観察しました。地層に含まれる化石やそれらの保存状態から様々な情報を読み取り、当時の堆積環境を推測することを教えました。
最後に、山側環状道路の橋から約100メートル下流の左岸に移動し、陸成層となった地点に残る大型脊椎動物の足跡化石を観察しました。
心配された天候も悪くならず、少し汗ばむほどの気温となり、大変でしたが、参加者は地層や化石について様々なことを学ぶことができて喜んでおられました。