地層の観察
開催日：令和6年5月6日（月曜日）13時 30 分～15 時 30 分
開催場所：金沢市大桑町 犀川河原
参加者：子ども6名 大人7名
金沢市大桑町を流れる犀川の河原で、地層の観察会を実施しました。まず、大桑貝殻橋周辺で、異なる地層を境にして、岩石や含まれる化石が異なることを確認しました。また、同橋の真下に移動し、無脊椎動物の生痕化石を観察しました。
次に、大桑貝殻橋より下流の河原で、170～80万年前ごろに海で形成された大桑層の中に残された化石を観察しました。化石そのものや、地層内部におけるそれらの保存状態から様々な情報を読み取ることによって、当時の堆積環境を推測することを説明しました。
最後に、山側環状道路の橋から約100メートル下流の河原に残る、ゾウ類やシカ類などの足跡化石を観察しました。90万年前ごろには、現在の金沢市一帯にこれらの大型哺乳類が暮らしていた事実に、参加者は驚いた様子でした。
講座を開始した時点では雨が降るような状況でしたが、最後は晴れ間がでて、汗ばむほどの陽気になりました。大変でしたが、参加者は地層や化石について様々なことを学んだり、科学的な写真の撮り方も習得したりするなどして、楽しい時間を過ごせたようです。
