セミ博士になろう-抜け殻の種類を見分けるためには?-
開催日:令和5年8月11日(金曜日)13時 30 分~15 時 30 分
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども5名 大人4名
夏、街のあちこちから聞こえてくるセミの賑やかな鳴き声は、日本の夏の風物詩の一つです。今回は、セミの抜け殻を自分で集め、その種類を見分ける講座を行いました。
まず、セミの種類や分布、生態について学んだ後、資料館の敷地内で抜け殻集めをしました。連日猛暑が続いており、この日もとても暑かったのですが、熱中症にならないように水分補給をしながら採集を続け、何とか多くの抜け殻を集めることができました。次に、近くの神社まで歩いて行き、境内の杉の木などで、資料館の敷地内でみつけたものとは別の種類と思われるセミの抜け殻を見つけました。採集後、顕微鏡やルーペを使って抜け殻をよく観察し、その判別を行いました。ポイントは、大きさや色、模様や光沢具合、見つかった場所などです。参加者の多くは、最初はよくわからなかったようですが、参考資料や判別済みの抜け殻と比較することで、見分けがつくようになりました。
その結果、資料館の敷地内ではアブラゼミの抜け殻が多く、神社で見つかった抜け殻はヒグラシのものだったことがわかりました。さらに、持参した抜け殻も調べ始め、参加者は夢中になって種類の判別に取り組んでいました。皆、セミ博士になれたかな?