カブトムシ博士になろう −幼虫を上手に育てるには?−
開催日:令和4年10月15日(土)13時30分~15時00分
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども12名 大人10名
カブトムシは昆虫の王様で、夏の昆虫の代名詞です。今回は、カブトムシの最新の知見を紹介し、幼虫の飼い方をみんなで学びました。
まず、カブトムシの分類や種類、体のつくりや生態、成虫・幼虫の採集方法などを講義形式で学びました。参加者の多くは、どこでカブトムシを採集できるのかについて特に興味があるようでした。
次に、自然史資料館で飼育していた幼虫を使って、その体を虫眼鏡で観察しました。参加者は幼虫に触れた際の感触や、毛だらけの体・規則的に並ぶ多数の気門などの特徴に驚いていました。その後、適度に湿らせた腐葉土と幼虫を、持参したプラスチックケースに入れ、飼育容器をセットアップしました。腐葉土は、握った時に塊になるくらい湿らせるのがポイントで、表面が乾いたら霧吹きで水やりをするのが重要です。
最後に「カブトムシのひみつ」と題して、最近の研究で明らかになった新たな知見をいくつか紹介しました。カブトムシは身近な存在であるが故に、意外にわかっていないことも多い昆虫です。今日準備した容器を家に持って帰ったら、来年の夏に成虫が出てくるのをただ待つのではなく、ぜひ注意深く観察しながら幼虫を飼育してみて下さい。もしかしたら、新たな発見があるかもしれません。
当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。
石川県立自然史資料館
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