シロアリを自在に操る方法!? −道しるべフェロモンの実験−

開催日：令和4年8月6日（土）13時30分～15時00分

開催場所：石川県立自然史資料館内

参加者：子ども8名　大人5名

　

シロアリは、フェロモン（におい）を使って、巣の仲間とコミュニケーションをとって暮らしています。今回は、シロアリの道しるべフェロモンが働く様子をペンと紙を使って確かめる簡単な実験を行いました。

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　はじめに、シロアリが社会性をもって暮らしていること、害虫として嫌われているけど自然界の中では木の分解者としての役割を担っていることなどを講義で学びました。次に、顕微鏡でヤマトシロアリを実際に観察し、働きシロアリや兵隊シロアリの姿や行動を学びました。特に、つまようじで兵隊シロアリを突っつくと噛み付いてくる様子に参加者は驚いているようでした。最後に、鉛筆、ボールペン、マジックで絵や文字を書き、シロアリがどのペンの跡をたどるのかを観察しました。その結果、シロアリはボールペンの文字や絵の上を、行列を作って歩くことがわかりました。これは、ボールペンのインク成分に、ヤマトシロアリの道しるべフェロモンに似た物質が含まれているためです。

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　最初はシロアリを気持ち悪がっている子もいましたが、講義や顕微鏡観察でシロアリに慣れ、ボールペンの実験では絵や文字を書いて楽しそうにシロアリを操っていました。この講座で、生き物や自然のふしぎを実感してもらえたようで良かったです。

　

当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館

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