チョウやトンボの標本をつくろう
開催日:令和4年7月23日(土)13時30分~16時30分
開催場所:石川県立自然史資料館および周辺
参加者:子ども11名 大人8名
自然史資料館の敷地内で、チョウやトンボを採集して標本にするイベントを行いました。採集では、直前まで雨が降っていたこともあって、飛んでいる昆虫は少なかったですが、それでも参加者はオオシオカラトンボやウスバキトンボ、ジャノメチョウやウラギンシジミ、キアゲハなどの昆虫を採集していました。
標本作りでは、最初に標本をつくる意味やその役割についての説明を聞いた後、チョウとトンボ、各々の標本の作り方について学びました。チョウの場合は、昆虫針を胸部に垂直に刺した後、展翅板と展翅テープを使って、前後の翅の模様が全部見えるようにひろげ、左右対称になるように固定します。トンボの場合は、細いお腹の中に芯(エノコログサの茎など)を通した後、発泡スチロールの上に横に寝かせて置き、左右の翅をピッタリと重ねて固定します。昆虫針を刺す作業や、チョウの翅を昆虫針の頭でひっかけて整える作業、トンボのお腹に芯を通す作業などが難しかったようですが、参加者は自分なりに満足のいく標本に仕上げていました。
このイベントで学んだことや身につけたことを活かして、昆虫採集や標本作りに取り組み、今年の夏休みを楽しんでほしいと思います。
当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。
石川県立自然史資料館
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