ミクロの化石をみつけよう

開催日:令和4年5月1日(日) 10時00分~12時00分 
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども6名 大人5名

 

 金沢市内には、約180万年~80万年前に、海底に細かい砂が堆積してできた大桑層が分布しています。そこから採集した岩石の中から微化石(小さな化石)を見つける講座を実施しました。

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 まず、顕微鏡でみないとわからないほど小さな、一般的にプランクトン呼ばれる生物について教えました。それらの中には、小さいながらも複雑で美しい形をしているものがいることを、画像で紹介しました。

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 次に、実際に微化石を採集していただきました。大桑層を形成する砂岩は完全には固まっていません。それを、茶こしを使ってふるいにかけて、中に残ったものを実体顕微鏡で観察し、有孔虫などの小さな化石を探していただきました。最初は砂粒と化石の区別がむずかしく、みつけるのが大変だったようですが、目が慣れると、簡単に見つけることができるようになったようです。また、見つけた微化石を、顕微鏡をのぞきこみながら筆先にくっつけて採集する作業も、とても大変だったようです。最後に、採った微化石を専用のプレパラートにのりづけしてもらいましたが、これもむずかしかったようです。

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 作業は大変だったようですが、最終的には数多くの微化石を採集できて、参加者は嬉しそうでした

  

当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館ホームページ: https://www.n-muse-ishikawa.or.jp/