資料館探検ツアー

開催日:令和元年11月2日(土) 13時30分~15時30分 
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども5名 大人6名

 

 この講座は、普段は入ることのできない資料館の収蔵庫の中を案内し、館の裏側を知ってもらうために開催しました。まず当館の概要説明をし、その後収蔵庫で保管されている標本を見学してもらい、各担当学芸員が仕事の内容について解説をしました。植物収蔵庫では、保存のための様々な行程を経て台紙に貼られた植物が色鮮やかな標本として、棚にきれいに分類・整理されて保管されているところなどを見てもらいました。動物収蔵庫では、哺乳類や爬虫類、鳥、昆虫が、はく製、骨格、乾燥など、それぞれに合った保存の仕方で標本にして保管してあり、標本の作り方等の解説や、研究に使う遺伝子解析機器についての説明をしました。動物の研究室では普段どのような研究を行っているかを説明しました。地学収蔵庫では、多くの化石が産地や採集者別に保管しており、その中で、金沢市大桑層から発掘した、クジラの大きな化石を見てもらいながら、発掘がどのように行われたかを話し、その後、機械を使って、母石から化石を取り出す作業を体験してもらいました。

 学芸員の仕事は展示や講座だけではなく、標本の収集・整理・管理と多くの時間と労力がかかることの一端を参加者に知っていただけたと思います。

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当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館ホームページ: https://www.n-muse-ishikawa.or.jp/