連続講座 兼六園葉っぱ図鑑 ~名園と同樹種を描く~

開催日:令和元年10月13日および20日(日) 9時30分~15時30分 
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:大人16名

 この講座は、講師にボタニカルイラストレーターの梅林正芳氏をお招きし、2回の講座で兼六園と同樹種の「葉」を科学的な観察を行い、全員で60種の図を描き、最終的には本を出版することを目標に開催いたしました。

 1日目は支持体に対しトンボを切るという印刷時に必要な四隅の余白設定の仕方や、レイアウトの方法や原寸大で描くこと、支持体に収まらない大きさの場合の縮尺をどのようにするかという技術的な説明がありました。その後、「葉」のみを描くので、単純に描いては特徴を出せないため、科学的な目で観察する方法を解説され、実技へと移りました。

 実際に描く葉をどれにするか、トンボを切ること、レイアウト方法と不慣れな作業にもかかわらず、参加者は真剣に取り組んでられました。

 2日目は初日で学んだことを踏まえて、レイアウトの仕方や描くことにも慣れてこられたのか、描くペースが速くなっていたように見受けました。また、原寸大に描くことを習得された方は、大きな葉を印刷物のサイズに収めるためにどのように縮尺するかなど積極的に取り組んでられました。

 ほぼ1日の講座で2日間という時間の中、講師と参加者が昼食を囲み、和気あいあいとした楽しい講座となったようです。

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当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館ホームページ: https://www.n-muse-ishikawa.or.jp/