かっこいい甲虫標本をつくろう
開催日:令和元年8月17日(土) 13時30分~15時30分
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども22名 大人16名
この講座では、クワガタムシ、カミキリムシ、コガネムシ、ハンミョウの4種類の甲虫を対象に標本作りを行いました。材料は、講師が金沢市内などであらかじめ採集して冷凍保存しておいた甲虫です。標本作りの前に、甲虫とは何か、どんな種類がいるか、どうやって採集するかなどの説明を聞いた後、自然科学における標本の役割についても学びました。
標本作りは、まず解凍した甲虫の脚を伸ばすところから始まります。特にクワガタやカミキリは脚が硬く固まっているので、体操させるように脚をほぐした後、容器の大きさに合わせて切り抜いたカット綿の上に虫を置き、展足します。クワガタの場合は、大きなアゴを開くことでかっこいい形になります。また、カミキリやハンミョウの場合、アゴは鋭いですが小さく、開くのは簡単ではありません。コガネムシでは、頭部の下に隠れている触角をピンセットで引き出します。参加者は、図鑑に載っているような形を目指して、思い思いの形に標本を仕上げていました。
ようやく完成させた標本を、参加者は嬉しそうに持って帰っていました。夏休みの自由研究にするのも良し、自分だけのコレクションにするのも良し、今回の講座が昆虫に興味を持つ良いきっかけになればと思います。
当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。
石川県立自然史資料館ホームページ: https://www.n-muse-ishikawa.or.jp/