花の色の秘密をしらべよう
開催日:令和元年7月27日(土) 10時00分~12時00分
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども21名 大人11名
紫キャベツはアサガオの花などと同じアントシアニンという色素で紫色をしています。講座では、紫キャベツで作る紫色の色水を使って実験をしました。アントシアニンは酸やアルカリによって、色が変化する性質を持っているので、酢や石けん水で色が変わることを確かめました。とてもきれいな色に変化することにびっくりしました。
アントシアニンで色がつく花はたくさんありますが、色素はほかにもたくさんの種類があります。マリーゴールドの花色はカロテノイドという色素によるものです。水を加えても、きれいな色水はできませんでしたが、マニキュアの除光液を入れると、濃い黄色や赤茶色の色水ができました。カロテノイドは水に溶けず、油に溶ける性質を持っているからです。
最後は、焼きそばの色を変化させたり、酢や石けん水で色が変化した色水を混ぜ合わせたりして、各自で更に実験しました。参加者は、花の色素について学ぶことで、科学の実験の楽しさを知ることができたようです。初めて使ったスポイトの使い方もマスターできました。
当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。
石川県立自然史資料館ホームページ: https://www.n-muse-ishikawa.or.jp/