昆虫標本作製講座 -甲虫編-

開催日:平成30年8月18日(土) 13時30分~15時30分 
開催場所:石川県立自然史資料館
参加者:子ども20名 大人12名 

 

 甲虫は、全身が硬い殻におおわれている昆虫で、カブトムシやクワガタ、ゾウムシやコメツキムシ、ゲンゴロウなど様々な種類がいます。この講座では、甲虫の多様性や生態、採集方法・標本をつくる意味などについて解説し、冷凍保存しておいたクワガタ・カミキリムシ・コガネムシ・ハンミョウを使って、4種類の甲虫標本をつくりました。ノコギリクワガタの標本では、大アゴを開いて足を整えると図鑑に載っているようなカッコいい標本になります。ミヤマカミキリの標本では、小さなアゴを開いて長い触角をまっすぐに伸ばすのがポイントです。シロスジコガネやマガタマハンミョウなどの比較的小さい甲虫の標本では、触角を出したりアゴを開いたりするのに苦労します。

 参加者は、ピンセットや手を使って、細かい展足作業に悪戦苦闘しながらも、思い思いの形に仕上げ、プラスチック製のケースに入れた標本を持って嬉しそうに帰っていきました。夏休みもそろそろ終わりに近づく中、良い工作体験になったと思います。

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当館では、他にも色々なイベントを実施していますので、是非ご参加ください。

石川県立自然史資料館ホームページ: http://www.n-muse-ishikawa.or.jp/