葉脈標本&クリスマスカードをつくろう

開催日:平成29年12月2日(土) 13時30分~15時30分 
開催場所:石川県立自然史資料館館内
参加者:子ども14名

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 葉脈標本とクリスマスカードを作製する講座を実施しました。葉脈標本は、葉をアルカリ性水溶液で柔らかく煮た葉の葉肉を歯ブラシでたたいて落とし、葉脈だけを残したものです。葉脈標本ができる仕組みやアルカリ溶液とはどんな性質かなどについても学びました。材料はイチョウとヒイラギです。
 ヒイラギは葉脈と葉肉の硬さの差があり、葉の輪郭の葉脈がしっかりしていることから、きれいな葉脈標本になる樹種です。対して、イチョウは先が二又にどんどん分枝していくので、葉脈標本にすると、イチョウの葉の形は保てず、竹ぼうきのようになりました。この二又分枝は原始的な特徴だということなど、葉脈について知ることができました。
 作製したヒイラギの葉脈標本はクリスマスカードに用いました。他にも県木のアテ(ヒノキアスナロ)やキヅタの葉、オニツルウメモドキの実なども使って工夫を凝らし、素敵なオリジナルカードができました。