森のコックさん 晩秋の里山で和菓子体験
実施日:2017年11月4日(土)9:45~14:00
実施場所:夕日寺健民自然園 里山ふるさと館
参加者:子ども、大人 合計25名
3連休の中日、あいにくの雨でしたがキャンセルもなくたくさんの方にご参加いただきました。
今の季節はどんな色なのか感じていただきたくて、まずは外に出て里山の秋の色さがしゲーム。
45色の色カードの中から、「この場所にありそうな色」を選び、できるだけ似ている色をじっくり探してもらいました。
雨にしっとり濡れた葉っぱや木の実はつやつやしていてとても美しく、こんなにいろんな色があるんだ!と驚いた方も。
この秋の色を和菓子で表現してみましょう!とおまちかねの上生菓子作り体験の時間です。
講師は大野町の粟森梅月堂の粟森剛さん。
この日のために4種の上生菓子を考えてきてくださいました。
1種類ずつ、わかりやすく教えてくださるので、小さい子も大人も自分の手で真剣に
特に里山のいきもの「イノシシ」はみなさん、牙や目のゴマの場所にこだわりました。
普通の和菓子作りではあまり使わない竹のザルで餡を裏ごして、そぼろを作るのはなかなかできない体験でしたね。
先生の見本
午後は朝、里山で採集した木(クロモジ)を削って、お菓子を食べるための楊枝も作りました。
小刀で削るたびにいい香りが(^^♪
自分で作った上生菓子にマイ楊枝を添えて、お茶タイム。
茅葺きの古民家のいろりに炭が入り、和装のお茶の先生方がしっとりと
お茶をたててくださいました。
お作法を教わりながら、親子やお友達とまったりした時間。
金沢の和菓子、お茶の文化と里山の風景を味わい、日本人で良かった!と感じた、という参加者の方もいらっしゃいました。
里山ならではの和菓子体験ができた贅沢な1日。
参加者のみなさま、ご協力くださった先生方、ありがとうございました。
自然や里山を愛し、四季を感じて和菓子に表現してきた日本のこころをこれからも大切に伝えてゆけるといいなあ、としみじみ思いました。
また、季節を変えて企画したいなと思っています。(文:せんちゃん)