能登半島小木港・秋/袖きりこ祭りと自然体験
開催日:平成29年9月16日(土)~17日(日)
開催場所:能登町小木港ほか
参加人数:大人5名 スタッフ3名
プログラム情報:『能登半島小木港・秋/袖きりこ祭りと自然体験』いしかわ自然学校HP
能登にはその地その地に根差した暮らし方があります。遠洋漁業の漁師町である小木地区。時代の流れとともに、漁業に従事する人の数も減っています。しかし、小木の人たちの心にある海への畏敬の念を感じるこの地域の暮らし。今回も、新町町内会に参加させていただき、小木のキリコを体感することとなりました。小木のキリコの紹介はこちら→http://www.hot-ishikawa.jp/kiriko/jp/kiriko/ogisode.php
その地域ならではの暮らしや文化、自然にふれ、人と交流することで、いつもとは違ったものの見方ができて、面白い発見が度々あります。とくに能登では、祭りの文化は忘れてはならないものです。人々のエネルギーはものすごい!口数少なく控え目な人が多いのですが、祭りにかけるパワーと行動力に力強さを実感します。
小木では一年に1度の祭り、ではないのです。春と秋の2回も手間暇かけ、祭りを行います。準備の負担は大きいと思います。が、時代の流れとともに時代に合わせ、継承していることが素晴らしく、誇らしく思います。
キリコ9基を背に広場の真ん中で、祭り太鼓が披露されました。ものすごい迫力。引き込まれていきます。太鼓をたたいている人も見ている人も笑顔。太鼓の音、振動に、この場にいることが身体全部で心地よく、まさに心が躍るという感じ。"祭りっていいね"そう言ってもらえたのが何よりもうれしいです。
地域外の方々を、快く受け入れをしてくださった町内会の皆様に心より感謝し、お礼を申し上げます。
能登独自の文化を次の世代へ継承して欲しい。そのためにもここで暮らす人と"旅の人"とが、心かよわす交流を続けていきたいと思います。
参加された方の声から:
今の現代社会に薄れ掛けている住民の『一致団結』!
昨年の12月に兵庫県から移住して、7月に宇出津のあばれ祭り、松波のキリコ人形祭りと参加し、今回の袖キリコ祭りが3つ目の参加となりました。他に参加した祭りと比べ、とても人足が多く、キリコも担ぐのではなく、押すものなので無理なく楽しめました!
坂道を登る時の迫力は他の祭りと負けず劣らず、とても気合が入っていました。住民の一致団結というまさにその言葉どおり。能登のキリコ祭りは、私たちが大切にしていかなければならないものは何かを思い出させてくれます。人の良さももちろんありますが、人として大事なものを思い出させてくれるこの祭りに、これからも多くの参加者が来てくれたらいいなと思います!(参加者:y.uさん(20代))