昆虫標本作成講座 -チョウ・トンボ編-

開催日:平成29年8月5日(土) 10時00分~15時00分         
開催場所:石川県立自然史資料館館内および銚子町周辺
参加者:子ども15名 

IMNH-2017-13-1.jpgIMNH-2017-13-2.jpg この講座は、自分で昆虫を採集し、標本にするまでの一連の過程を体験してもらうことを目的としています。午前中は、自然史資料館の敷地内と近くの神社で、捕虫網を使って参加者自身が昆虫を採集しました。飛び回っているチョウやトンボを採集するのは簡単ではありませんでしたが、アゲハチョウやモンキアゲハ・モンシロチョウなどのチョウ類や、オオシオカラトンボやハラビロトンボ・ミヤマアカネなどのトンボ類が採集されました。他にも、アブラゼミやヒグラシ、ショウリョウバッタやクルマバッタモドキ、コカマキリなども採集されました。午後は、館内で、発泡スチロールや展翅台を使って、それらの展翅・展足作業を行いました。多くの参加者は昆虫の標本作りは初めてのようで、昆虫針を虫の体に刺す作業やトンボのお腹に芯を通す作業、バッタの腸を取り出してティッシュを詰める作業などに苦戦していましたが、保護者の方と協力して、何とか作業を終えることができました。参加者は皆、昆虫採集と標本作りに親子で楽しそうに取り組んでおり、夏休みの良い思い出になったのではないかと思います。