植物の色の秘密をしらべよう

開催日:平成29年7月29日(土) 10時00分~12時00分 
開催場所:石川県立自然史資料館館内
参加者:子ども9名

IMNH-2017-11-1.jpgIMNH-2017-11-2.jpg 紫キャベツを刻み、水を加えて絞ると紫色の色水ができます。この紫色はアントシアニンという色素によるものです。アントシアニンは酸やアルカリによって、色が変化する性質を持っているので、酢や石けん水で色が変わることを実験しました。焼きそばの麺を使った実験も行いました。紫キャベツの色水を麺にかけると緑色になりました。焼きそばにはアルカリ性のかんすいが入っているからですレモン汁をかけると麺は赤色に変わりました。マリーゴールドを使った実験も行いました。マリーゴールドの花色はカロテノイドという色素によるものです。水を加えても、きれいな色水はできませんでしたが、マニキュアの除光液を入れると、濃い黄色の色水ができました。カロテノイドは水に溶けず、油に溶ける性質を持っているからです。
 講座では、植物色素の種類や、植物色素の酸アルカリ判定試験の利用など、科学の秘密をたくさん知ることができました。