インストラクタースクール2回目~インタープリターセミナー1日目~
開催日:平成29年6月10日(土)~6月11日(日)
開催場所:国立能登青少年交流の家
参加人数:大人9名 スタッフ4名
プログラム情報:「いしかわ自然学校インストラクタースクール」いしかわ自然学校HP
2回目のインストラクタースクールの報告です。
今回はインタープリテーションと体験学習について学ぶ2日間です。
まず初めに、体験学習(体験から学ぶ)とはどういうことかを学びました。
わたしたちは、体験をし、ふりかえることでいろんなことに気づきます。
同じ体験をした仲間と気づいたことをわかちあい、自分とは違う考えに触れ、
さらに新たなことに気づくことで、個人の成長につながります。
いしかわ自然学校インストラクタースクールでは、この体験学習のプロセスを大切にしています。
この2日間は体験から学ぶことが盛りだくさんです。
ボール投げとフラフープの体験から、成長へとつながる気づきはあったでしょうか。
さて「体験学習」とはどういうことかを学んでから
今回のテーマであるインタープリターションセミナーがはじまります。
講師は蔦原千裕さん(せんちゃん)です。
彼女はいしかわ自然学校インストラクター仲間であり、今回の講師を快く引き受けてくださいました。
終始せんちゃんは笑顔で、とってもいい雰囲気の場所を作ってくださいました。
雨のお天気が気になりますが、空の様子をうかがいながら外へ活動に出ましょう。
自然と触れ合う前にまず注意したいのは、かぶれる植物が至る場所に生えていることです。
葉っぱに触れる活動を考えている場合は、特に気をつけましょう。
落ちている自然物を二つ、思い思いに拾い集めました。
何故これを拾ったのか、一つ一つに思いが込められています。
お題にあわせて探す、葉っぱコレクション。
大きいと思って持ってきたのに、さらに大きな葉っぱを見つけている人が・・・。
自分に似ている葉っぱを見つけてきて、葉っぱで自己紹介。
葉っぱの特徴のとらえ方に個性が光ります。
午前中、雨が強くなったり弱まったりの安定しないお天気だったけど
いろんな葉っぱの「メッセージをキャッチ」した、まったり体験になりました。
午後一番は、このリストにぴったりな宝をさがしに行きます。
見上げると、なんか、宝がありそうだ。
おもしろいもの発見、かたつむり!!
それぞれの宝を一斉に並べると、他の人の宝が気になる!
宝のひとつを拡大してみると、ミクロな世界に新たな発見~♪
休憩時間に、かたつむりの絵を描こう!ということになりました。
縦書きのかたつむり、右に向いた頭、左に向いた頭、動いてるかたつむり・・・
いろんなかたつむりがいるけど、一つ言えるのはみんな絵が上手でびっくり。
一番近いかたつむりはどれでしょうか~?
改めてじっくり「かたつむり」を見てみると、こんな構造になっていたんだって
驚く発見がいっぱいです。
宝ものとして集めた自然物をボトルに詰めて、マイボトル作りです。
ここでも個性が光りました。
自然のものに触れ合った1日。
周りの景色に目を向けてみると、
今の景色は自分が幼い頃に見ていたものと同じでしょうか?
広い視野でみると変わっていない景色があるかもしれませんが
細かく見るとほとんど様変わりをしているのではないでしょうか?
昔はたくさんあった植物が、今は少なくなっていたり・・・
逆に今ここにたくさん咲いている植物は、昔は日本になかった植物だったり・・・
今から10年後、身近な森はどんな森になっているのでしょうか?
その森はあなただったらどんな森に設計しますか?
明日の活動につづく~。