ミクロの化石をみつけよう

開催日:平成28年4月30日(土)(午前)10時00分~12時00分 ・(午後)14時00分~16時00分
開催場所:石川県立自然史資料館館内
参加者:(午前)子ども10名 大人8名 ・(午後)子ども8名 大人12名

IMNH-2016-03-1.jpgIMNH-2016-04-1.jpgIMNH-2016-04-2.jpg 約100万年前、金沢市一帯は海でした。その海底に砂が積もってできたのが大桑層です。その中に含まれる微化石(小さな化石)を採集する講座を実施しました。まず、大桑層の砂を、茶こしを使ってふるいにかけると、茶こしの中に砂粒に混じって、石灰質の殻を持つ有孔虫などの小さな化石が残ります。それを顕微鏡で探しました。砂粒と化石の区別がつきにくく、大変だったようです。次に、水にぬらした細い筆を使って、見つけた微化石を採りました。顕微鏡をのぞきこみながら筆先に小さな化石をくっつけるのは、とてもむずかしかったようです。最後に、採った微化石を、専用のプレパラートにのりづけしていきましたが、この作業も大変だったようです。顕微鏡でみないとわからないほど小さな生物にも、とても美しい形があり、それを保ったまま化石として残ることに、参加者は感動していたようです。