葉脈標本&クリスマスカードをつくろう
開催日:平成27年12月6日(日) 10時00分~12時00分 開催場所:石川県立自然史資料館館内 参加者:子ども12名
葉から葉脈を取り出し、葉脈標本を作製する講座を実施しました。材料には、イチョウとヒイラギの葉を用いました。ヒイラギの葉脈標本は、講座後半のクリスマスカード作製に使用しました。葉脈標本作製では、事前にアルカリ性水溶液で柔らかく煮た葉の葉肉を歯ブラシでやさしくたたいて落とし、葉脈だけを残しました。なぜアルカリ性の水溶液で煮るのか、葉脈標本ができる仕組みについても学びました。はじめにイチョウの葉脈標本から作りました。細い縦筋がたくさん入っているように見えるイチョウですが、それは葉脈が二又に分かれているからだということを、参加者は葉脈標本作りでしっかりと理解できたようです。葉脈が二又に分かれるのは原始的な形質だということも学びました。ヒイラギの葉脈はイチョウとは異なり、網状に細かく走っています。きれいな形状に参加者は感心しました。鋸歯がとがり、いかにも魔除けになりそうなヒイラギの葉脈標本を用いたクリスマスカード作りでは、それぞれで工夫をこらしました。ヒイラギの他に、県木のアテ(ヒノキアスナロ)やキヅタなどの押し葉も用いて、きれいなカードに仕上がりました。