昆虫標本作成講座 -甲虫編-

開催日:平成27年8月22日(土) 13時30分~15時30分                  開催場所:石川県立自然史資料館館内                           参加者:子ども16名

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 甲虫の仲間は、昆虫の中でも最も種類が多く、子供たちにとても人気のあるグループです。講座では、甲虫の種類や仲間分け・生態について解説した後、クワガタムシ・カミキリムシ・コガネムシ・ハンミョウの4種類の甲虫を使って、標本づくりを行いました。まず、プラスチックケースの形に合うように脱脂綿を切り、乾燥剤と一緒にケースの中に脱脂綿を敷き詰める作業を行いました。見栄えの良い標本にするには、ケースの枠にちょうど合うように綿をカットするのが重要です。甲虫は、あらかじめ採集し、冷凍保存しておいたため、解凍してから、固まっていた体や足をほぐして、柔らかくしました。その後、ケースに詰めた脱脂綿の上で展足作業(虫の足をひろげ、形を整えること)を行いました。参加者を見ると、クワガタの大アゴやカミキリムシの触角、ハンミョウの鋭いアゴなどの形を整えるのが難しかったようです。参加者は、自分で仕上げた甲虫標本のケースを、満足そうに持ち帰っていきました。今後は、自分たちで様々な甲虫を採集し、この講座で身に付けたことを活かして、標本づくりにチャレンジして欲しいと思います。