昆虫標本作成講座 −チョウ・トンボ編− (1)
開催日:平成27年7月25日(土) 10時00分~15時00分 開催場所:石川県立自然史資料館館内および銚子町周辺 参加者:子ども14名
自然史資料館と近くの浅野川の川原や田園で、身近な昆虫であるチョウやトンボなどを採集し、標本作りを行いました。当日は晴れで気温も高く、熱中症が心配でしたが、体調を崩す参加者もなく、保護者と一緒になって昆虫採集を楽しんでいました。ジャノメチョウやアゲハチョウ、シオカラトンボやイトトンボ、他にハンミョウなどの甲虫やアブラゼミ、カマキリやバッタなども見られ、多くの昆虫を採集することができました。標本作りでは、発泡スチロール製の展翅板と展翅台を用い、チョウやトンボの翅を広げて、針と展翅テープで固定しました。参加者の多くは、まず昆虫の体に昆虫針を垂直に刺すのが難しかったようでした。また、チョウの翅をきれいに揃えたり、トンボのお腹に芯(エノコログサの茎)を通したり、バッタの腸を出してティッシュを詰めるなどの慣れない作業に最初は手間取っていましたが、ほとんどの人が最後には上手く出来るようになっていました。今回の講座で、昆虫採集や標本作りを自ら行うことで、身近な自然に対する興味・関心を深めてもらうことができたのではないかと思います。