魚の解剖講座 -動物の体のつくりを学ぼう-

開催日:平成26年10月18日(土) 13時30分~15時00分                              開催場所:石川県立自然史資料館館内                                         参加者:子ども12名

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 動物の体のつくりを学ぶために、身近な脊椎動物である魚の解剖を行いました。使用したのは、当日の朝に金沢港の市場に並んでいた新鮮なマアジです。体の表面を覆っているウロコの観察から始まり、呼吸器官であるエラ、内臓(心臓、肝臓、幽門垂、胃、浮き袋など)・背骨・脳や神経などを観察しました。新鮮で大きいサイズのアジだったからか、頭蓋骨が硬く、その中の脳を観察するのが難しかったようです。また、魚が平衡感覚を保つために重要な耳石も取り出しました。小さな耳石を頭の中から探し出すのは大変そうでしたが、皆楽しそうに取り組んでおり、最終的には全員が耳石を観察することができました。            今回の講座で、生(なま)の生き物に触れ、その感触や匂いなどを実感するとともに、生命が維持される仕組みを理解してもらえたなら良かったと思います。