植物の色の秘密をしらべよう
開催日:平成26年7月21日(月・祝) 10時00分~12時00分 開催場所:石川県立自然史資料館館内 参加者:子ども14名
紫キャベツを刻み、水を加えて絞るときれいな赤紫色の色水ができます。ろ紙に絵を描いて、色水で色を塗り、そこに酢や石けん水を垂らしてみました。酢を垂らすと赤色、石けん水を垂らすと青っぽい緑色、というように色が変化しました。卵パックの容器に色水を入れて、もっとくわしく実験しました。色水の中に水を入れても色水の色は変わりませんでした。ところが、酢や石けん水、重曹を入れた水、虫刺されの薬のキンカンなどを入れると色が変化しました。入れるものや量によっても色の変わり方が異なりました。紫キャベツの色の正体はアントシアニンという色素です。アントシアニンは酸やアルカリによって色が変化する性質を持っているので、酸性の酢やアルカリ性の石けん水で色水の色が変わったのです。マリーゴールドの色素のカロテノイドやケイトウのベタレインはアントシアニンとは性質が違うことも学びました。講師が実演で色がついた焼きそば作りも行いました。紫キャベツの色水で焼きそばをゆでると、麺が緑色になりました。焼きそばにはアルカリ性のかんすいが入っているからです。酢をかけると麺は赤色に変わります。楽しい実験だったので、家でも実験したいという参加者がほとんどでした。