【なおちゃんの自然学校まるごとある記②】いざ!ツチモンゲット!
ポケモン、デジモン、チリモン=ちりめんじゃこモンスター(知ってます??)
は子ども達の間でよく聞きますが...
それでは、ツチモンってな~んだ!?
「土の世界でミニモンスターハント」このタイトルに魅かれて、やってきました石川県立自然史資料館。
そうです。土の中にいる小さな小さな生き物(土壌動物)こそが「ツチモン」の正体なのです!
大きなものではモグラやミミズ、かろうじて目に見えるクモやダニ、顕微鏡でしか見えない微生物などなど。
森の中に一歩踏み込むと、靴の裏にはなんと85,000匹!のツチモンが付いてくるのだそう。
土壌動物の役割は、落ち葉や死がいやフンなどを食べて分解して土を作ること。森の掃除屋としてなくてはならない存在なのです。
自然史資料館。ホネホネ達がお出迎え。
今日の参加者は小学生の親子。最初に石丸先生のお話を聞いて、資料館の裏山の森に入って土を取りに行きます。
さて、どんなツチモンが見つかるか?ワクワクする瞬間。
石丸先生のおススメは「カニムシ」。頭についてるハサミがカッコイイとか。
まずは土を広げて目で見て、さらに電子顕微鏡で探します。
「いたー!」「先生、これ何!?」とあちこちで声が上がります。多かったのは、小さなダニや小さなヒメミミズ、クモ、ダンゴムシなど。
電子顕微鏡で見ると、ヒメミミズの体は透き通っていて中に食べた土が入っているのが見えたり、クモの目が8個あるのが分かったり...と、まさにモンスターさながらで、かつて見たことのないワンダーランド!
参加者のおしゃれな女の子。土を触るのもおっかなびっくりでお母さんに促されつつ一連の作業をやっています。顕微鏡をのぞきこんでは「うわ~~!気持ち悪い!」と、いちいち飛び退いたりしているのですが、表情は活き活き。母子ともども、新しい世界との出会いを楽しんでいる様子でした。
今日見つかったツチモンは15種類程度。自分の足元、見えないところにも、こんなに豊かな生命の世界が広がっているということが、子どもたちにも伝わったのではないかと思います。
石丸先生、手描きの教材。絵ゴコロあり!で感動しました。オリジナルTシャツとか作ってほしい...。