【なおちゃんの自然学校まるごとある記・1】はじめまして&白山自然ガイドボランティア養成講座

はじめまして!

6月からいしかわ自然学校事務局に参りました井上尚子と申します
「なおちゃん」と呼んで下さい。
インストラクター(7期生)として、かつて住んでいた白山麓で活動をしておりましたが、訳あってしばらく石川を離れていました。
久しぶりに舞い戻った石川の地。水も空気も緑も海も...やっぱり肌に合ってます♪ そして、その自然の素晴らしさを存分に味わえることはもちろん、自然と人とを繋げるこのいしかわ自然学校に、より深く関われることも、とっても幸せに感じています。どうぞ今後ともよろしくお願い致します!!


さて、いきなり始まりました【なおちゃんの自然学校まるごとある記】は、バラエティに富んだ自然学校プログラムの魅力を、まるごとたくさんの人に知ってほしい!という思いで、実際に私が体験してレポートをするコーナーです。

第1回は「はじめまして」の自己紹介も兼ねて、私事で参加している「白山自然ガイドボランティア養成講座」(白山自然保護センター主催:全3回)(←いしかわ自然学校HP)のことをレポートさせていただきます。


白山麓の中宮展示館、市ノ瀬ビジターセンター周辺で行う自然ガイドのボランティアを養成するこの講座。5~7月に3回の講座を受講し、修了者は「白山自然ガイドボランティア」としてガイド活動を行うことになります。既にボランティアガイドとして登録して活動されている先輩ガイドの方々も講師となって、座学やガイドウォーク体験、さらにはチームを組んで実際のプログラム実施、と、なかなか実践的な内容となっています。

第1回目は5月19日~20日に1泊2日で、中宮展示館周辺にて。そして今回の第2回は白山の登山口、市ノ瀬ビジターセンター周辺で行われました。

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市ノ瀬、岩屋俣谷園地から望む白山。この日はくっきり見えてました!


受講者の皆さんは、自然や山歩きが好きという人やボランティアに関心のある人など、様々な職業・趣味・嗜好の方々が集まりましたが、ガイドをするといったことはほぼ初体験。人にどうやって自然を案内すればいいのか?みんな不安を抱きつつ講座に臨んだようです。

ここで皆さんに質問です。
自然ガイドにとって一番大切なことは何でしょう??
花や生きものの名前をたくさん知っていること?...いえいえ、むしろそういった専門的な知識はあまり必要ないのです。(まあ、知っているに越したことはありませんが...)
大切にしたいのは...
「きれい!」「すごい!」「面白い!」といった自然の中で出会える「感動」を伝え、共に分かち合えるチカラなんですね。うん、それならできそう!?
さらに、安全面を管理できるリスクマネンジメント力も必須。
安全に、楽しく、なんかいい気分になって、ひとつでも感動を持ち帰ってもらう。
自然ガイドの役目はそこにあるのです。

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園地内は濃い緑で満ち溢れています。

ヤマボウシの花

フタリシズカ

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先輩ガイドさんのガイドウォークを実際に見て(安全への配慮、言葉がけ、自然の魅力を伝えるきっかけ作り...さすがです!!)午後は受講生たちでチームを組んで、実際にガイドの実践。緊張の瞬間です。

私たちのチームは、「これ何に見える?」をテーマに、植物の名前の由来を紹介するプログラムを実施しました。

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サイハイランという花は、「采配をふるう」の采配(さいはい)に形が似ているためにその名がついたそうです。


ちょっとした寸劇を交えながら伝えるチームもあったり、それぞれの切り口、方法で工夫されたプログラムはとても楽しく、参加者それぞれの個性が生きた、この世にたったひとつのプログラムでした。



講座はあと1回。受講者の皆さんの、白山自然ガイドボランティアとしての活躍が期待されます。
(自分もなんですが!汗)

白山登山のシーズンも間近。
今年こそは登るぞ!(南竜まででいいけど)と、密かに誓う今日この頃です。


いしかわ自然学校でも、来年度にインストラクタースクールの開催を予定しています。自然の中にどっぷり入って、その美しさ、気持ち良さ、不思議、感動を伝える人になる。

興味のある方は、ぜひいしかわ自然学校事務局まで!