【ぐっちゃんの取材日誌】~白山チブリ尾根登山道外来植物除去対策~

外来種って聞いて何を思い浮かべますか?

わたしが外来種と聞いてまっさきに思い浮かべるのは「アメリカザリガニ」。
外国から持ち込まれたもの、というイメージです。

6月11日(土)「NPO法人 白山の自然を考える会」主催の
白山チブリ尾根登山道外来植物除去対策に取材行ってまいりました。

白山の外来植物はオオバコってよく言われてるけど、オオバコは外国から持ち込まれた!?
・・・?って漠然と思いながらわたしの好きな場所の一つ、チブリ尾根の登山口で作業開始です\(^o^)/

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総勢27名、外来種除去活動に初めて参加された方も半分くらいいらっしゃいました。

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除去に必要なものは貸し出してくれます。

この黄色ゼッケンを着用していれば、国立公園内で植物を除去することが認められます。
今日はシロツメクサ、アカツメクサ、ヒメジョオン、オオバコを主に除去しました。

海外から持ち込まれたものがほとんどですが、オオバコは日本由来の植物です。
でも、高山に咲くハクサンオオバコの純血を守るために
低地に咲くオオバコには住み分けてもらわないといけません。
ハクサンオオバコが咲く場所に種を持ち込まないように除去されてしまいます。

種を持ち込むのは人間です。そして除去するのも人間です。
人間の勝手で外来種として除去して、オオバコに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

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除去の方法を習ってから一斉に作業開始です。

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外来植物除去侵入防止対策マットも設置完了。
『登山は靴底についた種をマット上で除去してからスタート』が浸透するといいなぁ。

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作業前。

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作業後。
ほとんどがシロツメクサとオオバコでした(T_T)

でも、またしばらくすると作業前の状態に戻るそう。
この活動は1回で効果がでることじゃないので、続けていくことに意義があるそうです。

白山の美しい風景を守りたい方、白山の高山植物を守りたい方、
外来種除去の活動や下草刈り込みの活動に参加してみませんか?

次回は6月26日(日)白山チブリ尾根登山道の下草刈り込みです。